建設業の業務改善事例

建設業界の働き方改革における新しい取り組み

国土交通省が建設業の働き方改革を提唱したことにより、以下の3つが見直されています。

建設業界では、工期を厳守するために長時間労働が当たり前の風潮がありました。しかし、長時間労働の是正により、週休2日制を適用するように促されています。

週休2日制の導入により、工期の設定も緩やかになっています。

建設業界の人手不足解消に役立つのが、ITツールの導入です。ITツールの活用により、生産性向上を進める取り組みが行われています。

給与・保険に対する取り組みは、現場で働く人を適正に評価する「建設キャリアアップシステム」の構築や社会保険の加入をスタンダードにする動きが行われています。

実際に働き方改革のおける、業務改善事例を紹介します。

大成建設株式会社は、業務改善として残業時間・休日出勤の削減に取り組みました。「時間外労働は仕方がない」という意識の改革から積極的に実施。

ノー残業デーや有給取得の推奨や過重労働の報告などの取り組みにより、従業員の年間休日日数が7日増え、月100時間以上の残業時間削減に成功しています。

意識の取り組みからはじめた業務改善事例のひとつです。

名工建設株式会社では、「所定外労働時間削減の取組」「年次有給休暇取得推進の取組」「その他の休暇制度」の3つを改善した事例です。

残業や休日作業ができないように、作業所を閉所したことにより、時間外労働の削減・労働時間の短縮に成功しています。

週一回にノー残業デーを実施し、ノー残業デー推進の声がけを積極的に行いました。

一般的に建設業における働き方改革を考える際、労働時間に関する話題ばかりに集中しやすい傾向が

あります。しかし、その一点だけを改革しても、従業員の活力が上がらなかったり、生産性の改善がなけれ

ば、事業のさらなる発展は望みにくいでしょう。丸西組は、いかにして顧客満足と従業員満足を得て、会社

本来の魅力を伸ばせるか、いかにして持続的に発展する基礎を固めるかを改革の重要課題として、「制度」

「環境」「意識」を変える働き方改革に取り組んでいます。